ドッグフードを変更する時の注意点
ライフステージの移行や病気などの要因により、与えているドッグフードの種類を変更する事があると思います。
ドッグフードの変更は消化器官に大きな負担をかけてしまうので、一気に変更してしまうと軟便などの体調不良に繋がります。
そのためドッグフードを変更する際には「フード移行期」を設ける事が推奨されています。
フード移行期では、従来のフードを減らし、減らした分を新しいフードで補充して与えます。
このフード移行期は7~10日ほどを目安に設定し、徐々に新しいフードの割合を増やしていきます。
そのため、新しいフードに変更するときは、ある程度従来のフードが残った状態で行います。
新しいフードを追加する時には、必要カロリーを超えてしまわないようカロリー計算を行ってから移行を開始します。
従来のフードと新しいフードではカロリー含有量が違うため、1回のフード量が変わってきます。
フードの変更量は、減らした量ではなく減らした割合で計算して下さい。
つまり100g与えるフードから120g与えるフードに変更する場合に、1割の10gを減らしたからと新しいフードを10gプラスするのではなく、新しいフードの1割である12gをプラスします。
従来のフードの割合+新しいフードの割合=10割になるように計算します。
10日間かけて移行する場合は1割ずつ変更していきます。
1日目は、従来のフードは9割に新しいフードを1割加えて10割にして与えます。
2日目は従来のフード8割に新しいフードを2割、3日目は従来のフード7割に新しいフード3割加えていきます。
10日目には従来のフードの割合は0となり、新しいドッグフードのみで与える事になります。
7日間かけて移行する場合は1.5割ずつフードの量を変更していきましょう。
フードの移行で消化器官に大きく負担をかけないためにも、しっかりとフード移行期間を準備する必要があります。
全年齢用対応ドッグフードといって、すべてのライフステージに対応できるフードも存在します。
しかしその場合でも定期的にカロリー計算を行いドッグフード量を決める必要があります。